茶道では、床の間に茶花を飾ります。
お招きした正客から花についても尋ねられますので、お花の種類について詳しく知っている必要があります。
しかし、冬によく使われる椿だけでも、約1,000種もあるそうで(引用元)。
なかなか覚えるのが大変です。
しかも花の名前を聞いても、右から左に抜けるばかり…笑。
でも、しっかりと覚えられる方法が1つあります。
それは、茶花を家で飾っておくこと。
ジャムの瓶や、使い終えた容器で構いません。
ごはんを食べる机の上などに飾っておくのです。
一週間ばかり飾っておくだけで、自然と花や葉っぱの形が記憶に残り、外で見かけたときに「これはあの花だな」と見当がつくようになるのです。
頑張って覚えようとしなくとも、自然とその花の顔を覚え、自然のなかでパッと見つけられるようになるので面白いですよ。
私の場合は、先生がお稽古で使った茶花をくださる機会がありますので、その際にはありがたく頂戴し、家で飾らせてもらっています。
お花の種類が分かりますと、自分で茶花を入れるときも助けになりますし、茶席に呼ばれたときも亭主が入れてくれた背景がより沁みわたるようになります。
ぜひ、楽しみながら一輪を飾ってみてくださいね。