平安時代の季節は、今と全く異なっていて
春:1−3月
夏:4−6月
秋:7−9月
冬:10−12月
なんだそうです。
大河ドラマ「光る君へ」でも、中宮彰子に1人目の妊娠が分かった「夏」のシーンで、うぐいすが鳴いていました。
季節感を大事にする茶道ですが、これだけ季節感が異なると、当時と今の感覚は大きく違ってきそうです。
たとえば、私たちは「うぐいす」と聞くと、清々しい命が芽吹く春のイメージですが、当時は夏の暑さもイメージに入っていたということでしょうか(参考になる文献などありましたら教えてください)。
お茶が薬としてではなく、今の茶道のように美を追求するスタイルになったのは安土桃山時代ですから、平安時代の季節感とはまた違うのかもしれません。
でももし平安時代と同じだとしたら
風炉(5−10月)→夏から冬のはじめ
炉(11−4月)→冬から夏のはじめ
となります。
こう聞いて、どう感じましたか?
私は「もうこたつを仕舞わなあかんけど、手間がかかるし、もう少し出したままでいっか」といった感じで、「もう暑いし、風炉から炉に変えなあかんけど、まあもうちょっと風炉でいこかー」みたいな姿を想像してしまいました。